Q&A

Q1. カンボジアの地理的な優位性はどうでしょうか?
 
A1. カンボジアは東にベトナム、西にタイ、北にラオスと国境を接しています。また南側はシハヌークビル港を擁する海に面しています。
現在、インドシナでは、中国雲南・ラオス・タイ・カンボジア・ベトナムを繋ぐメコン回廊と呼ばれる幹線工事が進行中です。
カンボジア国内においても、輸出港であるシハヌークビル港に向かう南北輸送路として道路整備が行われており、中国資本により、トンレサップ河を渡す橋もまもなく完工を迎えます。
また、ベトナムからカンボジアを横断し、タイへ通じる「第2東西回廊」と呼ばれる幹線も着々と進められています。ベトナム・カンボジアを結ぶ国道1号線では、日本の援助によってメコン河を渡す大規模な橋の建設が始まっています。
これら幹線の完成により、今後の物流は飛躍的に増大することでしょう。


 
Q2. カンボジアには、今でも地雷がたくさん埋まっていますか?
 
A2.未だに「カンボジア=地雷」というイメージが人々の中に根強く残ってしまっていることは残念でなりません。現実には、人々の生活地においては皆無と云ってよいでしょう。
かつて、カンボジアには数百万個の地雷が埋まっているといわれていました。私も初めて訪れた15年程前、アンコール遺跡の中でも石畳の上以外歩かないようにと云われたことを思いだします。また、タイ国境に近いバッタンボンでは地雷原に足のすくむ思いをしました。
この15年、地雷除去機関CMACや各国NGO,外国企業などの活動によって地雷の除去が進み、国境の辺境地域になどにはまだ若干残っているそうですが、私たちがカンボジアを訪ねて地雷を見ることはまずできません。
あるカンボジア人留学生も来日したとたん、地雷の質問ばかりを受け、生まれて以来地雷を見たことのなかった彼が答えようがなかったということもありました。
皆様も安心してカンボジアへお越しください。
 


 
Q3. カンボジアの言語や国民性は?
 
A3.公用語はサンスクリットを起源とするカンボジア語(クメール語)。
かつてフランス領であったことから年配の知識層にはフランス語が通用しますが、若手知識層はすべて英語になっています。
日本語熱も最近少し下火にはなったものの今も根強くあります。
日本への留学生もここ10年増加していることもあり、日本語が堪能な人も増えてきています。
当方の関係者にも日本語が流暢な人が多く、皆様のご要望に充分お答えできるものと自負しております。
また、国民性としては一般的にシャイで温和な人が多く、親日感が強いため、私たち日本人にとってはたいへん親しみやすい国と云えましょう。
 


 
Q4. カンボジアの治安はどうですか?
 
A4. 「カンボジアの現状」をご参照ください。
 


 
Q5. カンボジアの人口はどのくらいですか?そのうち日本人は何人くらいですか?
 
A5. カンボジアの人口は2008年国勢調査(2007年中実調査)の速報では、1338万人あまりとなっています。実際のところは、湖上生活者や調査不能地域などもあることから、おそらく1500万人ほどになっているのではないかと考えられます。特徴としては、20歳以下人口が非常に多いことです。今後の労働力確保が容易であるという点において、カンボジアは非常に将来性のある国であります。
日本人の在留届を出している人の数は534人(2002年資料)、現在は800人ほどと聞いていますが、アンコール遺跡のあるシェムレアプ市などにも在留届を出していない日本人がたくさんいることとと思われますので、実数はもっと多いことでしょう。また、「カンボジア日本人会」という組織があり、会員数は約250人だそうです。


 
Q6. カンボジアの政権は安定していますか?
 
A6. 2008年7月、国民議会(下院)議員総選挙が行われました。改選数123議席のうち、現政権のフンセン首相率いるCPP(カンボジア人民党)が圧勝。暫定発表の段階で90~91議席を獲得しています。
過去に競合したフンシンペック党やサムリャンシー党などに大きく水をあけ、単独政党政権を維持することになります。
今回の選挙で驚いたのは、CPPの選挙看板がフンセン首相、チアシム国民議会議長(CPP党首)、ソックアン副首相の3人の顔を並べていたことです。過去の選挙においては常にフンセン首相の顔だけでした。
このことからも、今後、フンセン独裁ではなく、CPPという政党主導の政権を維持して行こうという狙いがあるのではないかと感じました。
賄賂や寡占、独裁といろいろと風評のあるCPPですが、議会多数を占め、軍隊も掌握しているフンセンCPP体制は当分の間、安定を持って続くものと考えられています。
 



Q7. 日本人だけで簡単に会社はつくれますか?
 
A7. 会社設立は日本人だけでも可能です。カンボジア投資法に基づく大規模進出の場合はCDC(カンボジア開発評議会)等への申請が必要ですが、小規模資本会社の設立であれば、商務省への届出のみで設立が可能です。なお、合弁会社(カンボジア側51%以上)でないと土地取得等の制限にかかることもあります。何なりと当方にお問い合わせください。
 



Q8. 日本語ができるビジネスパートナーを紹介してもらえますか?
 
A8. 当方のパートナー、アドバイザー、関係者には日本留学経験者がたくさんいます。いろいろな方面において活躍している人材ばかりです。
ビジネスパートナーとして最もふさわしい人材をご紹介いたします。